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BACK★ 藤棚へつづく路 27(最終章)
青潟大学附属シリーズ


  作者:舞夜じょんぬ

 

27  
 
 ──絶対、周平に会うまでは起きてなくっちゃ。船に乗ったらいくらでも寝てればいいんだ。船が揺れても酔わないですむし。絶対バスの中では目、開けてるんだ。 
 
 司の誓いもむなしく、バスの窓際後ろ側の席に座った段階でうとうとしてしまった。今回の席は一番後ろ側だった。二人ペアで座るのが決まりなのだが、男子が十五人いるとどうしても奇数、割り切れないことになる。となるとクラスで浮きまくっている司が押しやられることになる。今まではむしろそれの方が都合よかった。遠足などでも友だちとはしゃぐ必要なんてないので、さっさと居眠りしていればよかったのだから。今回はそれでもまだ、同じグループの連中と二言三言程度の静かな会話を交わすことがある。ものすごい進歩だ。  後ろ側の席は窓が開けられない。片面だけの窓にガラスがびちっと入っているだけだ。  乗り込んできた女子たちが、司をあからさまに避けるようなしぐさをしつつ席についていた。唯一の例外泉州さんが、まずは一番後ろに駆け込んできて、 
「本当はさ、私がそこ行こうかなって思っていたんだけどさ、浮世のお付き合いってもんもあってさ、残念だねえ」 
 と用もないのに報告しにきた。 
「別にいいよ。僕は一人の方がいい」 
「ふうん、ほんとかねえ」 
 前の方に固まっているのは、天羽率いるその一群プラスワンだ。 
 女子の場合、ひとり昨年退学したこともあって、二で割ろうとしたらちゃんと割り切ることができる。相手がいないということはまずない。しかしながら、近江さんの関係でいろいろごたごたが続いた関係もあり、結局のところ男子グループに混ぜてもらうことになったようだ。噂によると、自由行動の時はD組の女子たちと共にするのだそうだ。 
「おっし、みんな、さっさと座りやがれ! ちゃんと酔っ払わないような薬飲んだか? 出すもの出したか? 荷物上にあげたか? そんじゃあ気合入れていこうぜ!」 
 テンションが妙に高かった。昨日の今日とは思えない。背中を丸めて暗く話をしていた奴とは到底思えない。 
 ──あの時、何があったんだろう。 
 明るい廊下から覗いただけだったし、西月さんもあの中で何が起こったのかを説明してくれたわけではない。ただ、天羽の様子が少し危なさそうだった。うまくいえないけれども、いたくないところにいて、もう限界という雰囲気だった。 
 西月さんの方がまだ、普通の顔もしてくれるようになって、元気な感じがしたが。 
 やはり裁判だから、天羽は相当叩かれたのだろう。 
 西月さんにまた似たようなこと、言ったのだろうか?  
 ──僕がもし、そういうこと言えたら、ちゃんと聞くのに。 
  
 西月さんの席は真中あたりの通路側だった。泉州さんと一緒に座っているのかと思ったら違うらしい。どうやらひとり、男子と組になりたい子がいたらしく、ものを言えない西月さんだったらひとりでいいだろうという判断をしたのだそうだ。だから、非公認ではあるけれども……公認席は「クラス修学旅行のしおり」に記載されている席のことを言う……若干のバス席替えが行われているようだった。近江さんが男子グループ当然天羽の隣りとなったら、十三人、確かに奇数になってしまう。浮世の付き合いゆえどうしても離れることになってしまった泉州さんが、一生懸命に話し掛けている。 
 がく、がくと体が何度も揺れる。まだバスが発車していないのに。今回はD組から発車することになっていて、A組は少し待たされることになる。どうやらB組の生徒がひとり、遅刻しているらしく若干時間が推していた。眠い、そのままかくんと眠ってしまいたい。  そっと目を閉じ、司は窓ガラスにもたれた。昨日の大雨で峠を越した青潟地方、本日は朝から快晴なりだ。太陽がかなりまぶしい。鼻の頭だけ日焼けして皮向けてたらみっともないだろう。 
 
 狩野先生だろうか。 
 誰かが近づいてくる気配がする。 
 よくあることだった。いつもひとりになりがちな司を心配してか、「片岡くん、大丈夫ですか?」と声をかけてくれた。そのたびに「大丈夫です」とだけ答えていた。 
「だいじょうぶ……、です…? え?」 
 薄目を開け、ゆっくり目を見開いて、自分の目がおかしくなってないかどうか確かめた。目をこすって、もう一回、被写体を観た。 
「あ、あの」 
 隣りに誰もいないで本当によかった。腰が完全に砕けていた。 
 西月さんが赤い皮のバックを両手で持って、司の斜め前に立っていた。 
 一番後ろは座席だから、どうみても、その辺の席に座りたい、そういう意思表示だった。 
 昨日ほどのやわらぎが目元にも、頬にも感じられなかった。それこそ「能面」。意志だけが浮かび上がっている顔だった。意志とはただ、「ここに座ります」のひとつのみ。司にもそれだけはわかった。 
「後ろ、来るの」 
 昨日泉州さんから「まずはあんた、挨拶から始めなさいよ!」とどやされたけれど、この瞬間すっかり忘れていた。このおまぬけな状態で「おはよう!」なんて言えるわけがない。 「あの、後ろの席、代わったほうがいいのかな、あの、僕、そうしてほしいならするから」  前の席にいた男子がぎょっとした顔で司に振り向き、隣りの席の奴に「おい、後ろに西月来るらしいぞ」とささやいているのが丸ぎこえだ。司以外の人にも、意志は通じている。ってことは、最初っから、そのつもりってことだろうか。 
 頭の中がまた雨あられの暴風雨だ。はしゃぎながらおしゃべりしていた女子たちも、西月さんが司の側で立ち尽くしているのに気付き始め、互いにこそこそやり始めている。どういう会話かはわからないけれども、少し馬鹿にするようなアクセントが混じっているのだけ聞き取れた。後ろから狩野先生も近づいてきた。先生が気付くってことは、もう正真正銘、そうだろう。きちんとした背広姿だった。白衣を着ていないと大学生に見える。 
「西月さん、どうしたのですか」 
 ゆっくり、やわらかく尋ねた。 
 指差したのは確かに司の隣りだった。かすかに能面が揺れたように見えた。 
「この席に、座りたいのですか」 
 西月さんは頷いた。 
「わかりました。いいでしょう」 
 「しおりで決まっている席にどうして座らないんだ!」と怒鳴る先生ではなかった。一瞬だけ考えていたようだが、すぐに答えを出してくれた。 
「それでは片岡くん、隣に西月さんが来ますがいいですか」 
 声が上ずっているのがどうもばればれだったらしい。 
「は、はい」 
 いきなりの大爆笑に包まれた。戸惑う様子もなく、無表情のまま西月さんは司の隣に荷物を置いた。挟むようにして座った。高らかな笑い声がひときわ響いた。天羽の声だった。 
  
 もう寝るどころじゃあない。 
 司が恐れていた事態が刻々と進んでいることを見せ付けられたようなものだった。 
 女子たちが遠めで「ちょっと、小春ちゃん、正気?」とささやいている声も聞こえてきた。 
「あの下着ドロの隣にわざわざよ。いくら失恋のショックが大きいからって、やけになってるんじゃないの?」 
 別の男子たちも、さりげない嫌味を口にしていた。西月さんにも聞こえているはずだ。 
「気、惹くためなんじゃねえの」 
 西月さんはかばんを境にしてじっと真っ正面を見据えていた。視点の向こうには誰がいるのだろうか。前の席の天羽だろうか。唇をきりりと結び、司の方を一切見つめず、通路側の方だけをじいっと見つめていた。 
 
 ──なんで、僕の隣に来てくれたんだろう。 
 ──どうして、今、こうやっているんだろう。 
  
 恐る恐る、西月さんの横顔をのぞきこんだ。視線を感じたのか西月さんはじっと司の方を向き、無言で何秒か見つめ、また通路の方へ顔を向けた。今度ははっきりと、バスガイドさんと漫才めいた会話をかましている天羽の姿を追っていた。立ち上がり派手にパフォーマンスする天羽は、確かに目立っていた。 
「ではでは、れでぃーあーんど、じぇんとるまーん、疾風怒濤のクラスA組、本日とうとう修学旅行と言う暴挙に出てしまったしだいでやんす。どーないしましょ? まあ人生いろいろありますわなあ。山あり谷あり。けど、登山の後の景色の美しさってものに心惹かれて世の中の人は、遭難覚悟で登山する。それもまたひとつの美学、って奴ですか。みんなはーりきっていっきましょう! まずはこれからたっぷりお世話になるガイドのおねえたまにイン タビューっすね」 
 拍手喝采だった。男子ほぼ全員、女子一部のみ。 
 そりゃあそうだろう。集団リンチ食らわせたメンバーだっているのだから。 
 司は拍手せず、でもちゃんと話だけは聞いていた。隣の西月さんのように、一言一句聞き漏らさないようにしているのとは、また違った意味で。 
  
 ──やっぱり、天羽でなくちゃだめなんだ。 
  
 再確認するこの現実。 
 今までは言葉、離れた場所から観察した結果、あとカセットテープから知ったものばかりだった。でも今は違う。すぐに手の届きそうな場所に西月さんがいるのに、かばんひとつ分以上の距離がたしかに有る。 
 横顔はまあるく、つやつやしていた。髪の毛はいつもと違ってひとつに小さく結わえていた。顔をすっきり出したので、いわゆる大福顔だった。前髪もきちんとそろえたせいで、すっかりまゆが顔を出している。きれいに細く整えられているので眉だけが浮き出しているということはなさそうなのだが。司はしばらく西月さんの表情を見つめつづけた。 
 視線の向こうにいる相手は、どんなに西月さんが努力しても、泣いて訴えても聞く耳持たない相手なのだ。理由も、天羽にとっては正当なものだろう。周りがいくら西月さんのために応援してやっても、天羽の心はとろけない。近江さん相手に強烈な抱き合いをしてみせても、西月さんには半径5メートル以内近づくなと罵る。司から見たらどう考えても、西月さんの方が深く想ってくれているのに、天羽のほしいものは近江さんだけだった。 
 天羽しか見つめていない。 
 けどなんでだろう。なんで西月さんは司の隣に来ようとしたのだろう? 
 昨日の今日だからだろうか? 司なりに考えて、精一杯伝えた言葉が心を打った、なんてことないだろうか。ほんの少しだけど期待したくなる。 
 ──どうして、僕の隣に来たんですか? 
 泉州さんの口走った言葉が頭をよぎる。 
「片岡を利用してやんなよ。あいつもそれを求めてるんだからさ」 
 不意に全身、凍りつくような感覚が走った。西月さんの遠くを見つめる視線、むりやりひんまげて、L字型に曲げることはできないだろうか。 
 
「西月さん」 
 司はうつむき加減になり、前ふたりの席に聞き取れないようにささやいた。かばんを越えて接近しないと難しい。西月さんはすぐに司の方を向いた。 
「もし、僕がこの席にいないほうがよかったら、さっき西月さんが座っていた席に移動するけれど」 
 震える声で尋ねた。 
「昨日も言ったけど、僕は、西月さんがしてほしいこと、できることならするから」 
 何度も視線を拾おうとして、肝心要のところで逸らしてしまう自分。目が合うたび心臓がばくばく言って動けなくなってしまう。現に今、ほとんど尻が落ち着かない状態だ。 
 ゆっくりと西月さんの瞳が揺れた。 
 唇がかすかに動いた。 
 何を言いたいのかはわからない。ただ、この席に座っていたい、ということだけ。司の目を見ながら、何度か唇を動かした。 
「おい、片岡がなんか言ってるぜ」 
「あれ、小春ちゃんに何かしようとしてるんでないの」 
 また、余計な茶々が入りそうだった。でも司には声をかけない。誰一人関わろうとしない。 
周りの人たちが司を別世界の人間として見ているのと同じく、今は西月さんをも一緒にまとめてしまおうとしているのかもしれなかった。赤いかばんを隔てて、なんで西月さんは司に近づこうとしているのだろう。泉州さんに何度も話したではないか。 
 ──何、びびってるんだろう。なんで泉州さん、西月さんと一緒に座んなかったんだよ! 
 がくんと急ブレーキ、動じない表情。天羽たちグループの騒ぎ声、完全に隔たれてしまう。自分に都合よく解釈したくてたまらないのに、おどおどしている。 
 西月さんは数回、体を揺らすようなしぐさをした後、そのまま司から視線を逸らさなかった。司の中に、何かがよぎった。 
 
 ──僕の側に、いてくれるんだ。 
 ──一緒にいたら、「下着ドロ」としゃべってるって馬鹿にされるかもしれないのに。 
 それでも西月さんは、司の側に座ってくれている。逃げないでくれている。 
 あどけない口元はきりりと締められている。心の奥で何を考えているかどうかわからないけれども、司の側に近づこうとしてくれている。二年前、誰も味方がいなかったあの頃のように。 
 司を利用しようとしているのかもしれない。泉州さんに提案されたと同じく、天羽のことを忘れるために近づいてきただけなのかもしれない。これが天羽の言う「偽善」なのかもしれない。 
 でも司は西月さんがいたから、歩いてこれた。 
 藤棚の年賀状をもらえたから、ずっと見つめてこれた。 
 「おはよっ!」と声をかけてもらえたから、転校しないですんだ。死なないですんだ。 
 泉州さんや天羽の思いやりが、初めて理解できた。すべて、あのひとがいたからだ。 
 
 自分の膝もとを司はじっと見つめた。こぶしを握り締めた。 
 天羽の声がまた響き出す。
「そいじゃあ、クイズ大会やりまっしょか! このために俺と近江ちゃんは懸命にネタを仕入れてきたっすよん。なあ」 
「なに一人で盛り上がってるのよ、勝手にやってれば」 
 ガイドさんのマイクに声が入ってくる。西月さんの表情がわずかに翳る。 
 ──もう、行きたくても、どんなに戻そうとしても連れていけないんだったら。 
  
 司は立ち上がった。昨日のカラオケボックスできょとんとしたように、表情が揺れていた。 
「席、窓際に来てほしいんだ。これから神乃世が見えるから」 
 ゆっくり、はっきり、伝えた。指差した。  言葉なく、西月さんは動かずにいた。やがて立ち上がり一度通路側に出た。前の席、女子側の席、たぶん運転手後ろ席に陣取っている天羽や近江さんたちにも見えるように。そして司の座っていた窓辺の席に座り、静かに窓辺を眺めた。やはり赤いかばんを間に置いていた。西月さんが座っていた席の位置からは、天羽たちが楽しげに盛り上がっている姿が直線で丸見えだったことを、司は改めて気付いた。天羽に目配せで合図され、にやりと笑われた。あいつも全てお見通しだったらしい。ひそひそ話のざわめきの中、泉州さんだけが司に振り向き、ピースサインを送ってくれた。 
 
「では、最初に休憩所に入りまーす。トイレに行きたい人、あと新鮮な空気を吸いたい人はちゃんと降りてくださいね。みなさーん、起きてますかー!」 
 ガイドのおねえさんが声を張り上げている。言われなくてもわかっていた。見覚えのある山連なりの景色、緑が淡く散らばっている神乃世の風景だった。司が住んでいた場所と、ほとんどの人は知らないだろう。 
 周平がいるだろうか? ちゃんと桂さんはこの時刻、と伝えてくれただろうか? 周平に会えるだろうか? 窓辺を眺めたまま動かない西月さんの頭の上から、司は覗き込むようにしてパーキングエリアを隅々眺めた。自然と西月さんのかばんを乗り越えるような格好になる。気にする余裕なんてなかった。西月さんが真下から見上げてきて、初めて気が付いた。ぴたぴたに接近しようとしている自分。 
「あ、ご、ごめん」 
 慌てて身を逸らそうとした。その時、白いTシャツ姿でそりの入った頭の野郎が駐車場側を轢かれそうになりながら自転車で走っているのに気が付いた。どうやら司の乗っているバスの前を横切ったらしく、いったん急ブレーキをかけようとしたらしい。 
「ひゃーあぶねえ!」 
「あいつ死刑だな」 
 同じく外を眺めている男子連中がせせら笑いつつ罵っている。 
 思わず窓ガラスを思いっきり叩きたくなった。席に膝を着き、土足のまま司は窓に張り付いた。西月さんが身体を斜めにするようにして、また司を見上げている。目が合った。何かが口からこぼれた。 
 
「しゅうへいっ! 周平、周平、こっち見ろっ!」 
 周りがなんと思おうが関係ない。今、確かに周平が司に会いに来てくれている。もう一度窓ガラスを叩いた。完全に西月さんの顔先まで身体が伸びている。自転車で立ち止まった周平らしき野郎に向かい、また叫んだ。 
「ここだよっ! ここにいるよっ! 僕だよ! 周平、ほらこっち見ろよ!」 
 明らかに仰天している様子の西月さん。司の横顔を驚き眼でじっと見つめ、きょときょととさせている。次に目が合った瞬間、司はまくし立てていた。もう止まらなかった。 
「今、今さ、僕の親友が来てくれたんだ。周平っていうんだけど、神乃世に住んでいるんだ。神乃世の近くで休憩するって連絡したら、学校来る前に来てくれるって。ほらあそこなんだ。あそこにいるんだ。すっごいいい奴なんだ」 
 おびえつつも西月さんは、細かく何度も頷いてくれた。話を聞いてはくれているらしかった。司はひたすら、車が止まるまでの間、周平についてしゃべりつづけた。赤いかばんを追い越すようにして、周平が気付いて手を振り出すまでの間、神乃世のことをしゃべりつづけた。 
「だから、僕、もし西月さんがかまわないようだったら、今度の夏休み、神乃世のうちに連れて行く。ちゃんと、あのおじさんたちにも、うちの父さんにもちゃんと言うよ。もちろん泉州さんをおまけに連れて行くよ。変なことしたりしない。神乃世だったら僕、いろんないいとこ知ってるから。青潟だったら何もできないけど、神乃世だったら、なんでも僕、してあげられるから、花がいっぱい咲いてるとこ知ってるから、もう一度藤の花の咲いているところ連れて行けるから。うちの母さんの料理、おいしいんだ、だから」 
 だんだん言っていることがわけわからなくなってきて、司は途中で言葉を止めた。バスが駐車準備を始めている。 
 
 窓ガラスに張り付く格好で司を見つめ続けていた西月さんは、車が止まると同時に、もう一度唇を結んだ。今度ははっきりとした、意志のある瞳を向けた。 
 ゆっくりと、ひとつだけ頷いた。 
 
 ──終── 
    


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