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〜青潟大学附属シリーズ・二次創作小説〜
芙蓉 雅作
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「そういえばさ、難波。あんたラブホにひとり残ってあのあと何してたの?」
「何って言われてもなあ……」メシ食ってる時にこんなこと聞くなっつうの、と思いつつ、俺は塩ラーメンをずずっとすすった。青潟の某有名ラーメン屋でのことだった。
「まあ男には常にあることをだ、一回してから帰った」
「ふうん。あそこにあったエッチなビデオ見たりとかして?」
ぐほっと麺が喉に詰まりそうになった。カウンター席だったので、ラーメン屋の親父が意味ありげにこちらを一瞬見る。もうちょっと場所柄考えて聞けよな、霧島も。
「まあ、一本だけな。じゃないと勿体ないだろ、三千円も払ったのにさ」
「そうよね。べつにあたしも変な意味で聞くんじゃないけど、あんた、あたしと本当にしたかったわけ? でもかわりにビデオ見て一発抜いて帰ったわけでしょ? そういうのってやっぱり虚しいものなの、男としては」
「どうだろうな」俺はずずっとつゆを一口すすってから言った。
「まあ、俺がもうちっと成長して、高校生くらいになったらそう思うかもしれん。でもこの間の時は、残念だなって気持ちとほっとしたって気持ちが半々だったよ、正直なところ。結構貴重なもんを生で見せてもらったりもしたしさ、中坊にはあれでも十分だって、俺はそう思ってる」
「ふうん。そんなものなのか」
霧島の奴はどこか、釈然としないような顔をしている。なんなんだろう、これは。まさかとは思うけど、強引に押し倒されて激しく奪われたかったとでも言うんだろうか?
「あのさあ、おまえ、はっきり言うけどもうちょっと自分のことしっかり理解しろよ」
バター醤油ラーメンを食べている霧島に、俺はこの際だからきっちり言って聞かせておこうと思った。
「おまえ、自分のこと過小評価してるだろ? いや、違うな……過大評価してるってこと、過小評価してるとこの幅がおっきすぎるっていうかさ。可愛いって言われて嬉しくないってのはまあいいよ。でも実際にはおまえはとっても可愛いわけ。これは揺るぎようのない事実な。そんでもってさっきのあいつみたいに、表面上はクールを装いつつ、内心ではよだれ垂らした猛犬みたいな男がこの世の中にはウヨウヨいるんだ。この間は相手が俺だったから、みりん一本買ってかなくちゃなんていう理由でも、なんもなかった。けどな、これが他の男だったらどうなってたと思う? 『ここまできてそれはねえだろ』っつっつて、ぶんなぐられて裸にされて無理矢理やられちまうよ。だからそんなメシおごってもらったくらいでホイホイ男についていくな。わかったか?」
「う……うん」
あいつにしては珍しく大人しい反応だ。微かに頬なんか染めてやがる。いつもこうならいいのによ、とまでは思わんけど、それにしてもうまいラーメンだった。